バスケットボールワールドカップ2023の日本の試合を見終えての感想

概要

ここ数年、千葉ジェッツを中心にBリーグを観ています。

この8月から9月にかけてバスケットボール男子のワールドカップがありました。まだ大会は続いていますが、日本代表の成績が確定し活動も終了なので思ったことをまとめておきたいと思います。

何者?

  • 中学校のころに部活でバスケをしていました
  • SLAM DUNKは連載時に読んでました
  • DEAR BOYSもまあまあ読んでました
  • あひるの空は挫折しています
  • 2018年に島田さんの本を読んで千葉ジェッツの試合を観に行ったことをきっかけにBリーグにのめりこみました
  • 石井講輔選手が千葉ジェッツから渋谷に移籍したのをきっかけに渋谷もよくみるチームです
  • NBAは日本人選手(渡邊選手、八村選手)のRAKUTEN NBAYoutubeを見るくらいしかみてません

目次

強化試合全般

台湾戦、韓国戦

アジアのチームには負けない、負けっぱなしにはならないというところを見せた4試合だったと思いました。

ニュージーランド

戦略がはまった時には勝てると思える試合内容でした。

アンゴラ線(公開練習)

公開での試合形式の練習で渡邉飛勇選手がケガをしてしまったことが残念でした。

アンゴラ戦、フランス戦、スロベニア

渡邊選手がアンゴラ戦で捻挫をしてしまい、今後が不安になりました。

フランス戦やスロベニア戦では力の差を見せつけられました。スロベニア戦は会場で観たのですが、ドンチッチ選手のようなNBA一線級の選手を相手にするのはきつそうだなあと思いました。

また、ホーキンソン選手は試合にほとんど出られずという状況で、こちらも大丈夫かと不安でした。

最終メンバーはアンゴラ戦前で決まりました。多くの選手の中から12名の選手が選ばれました。落選した選手もすごい選手ばかりでしたし、最終メンバーに残れないとわかっていた中で練習や試合に参加してくれたエバンス選手は本当に素晴らしい選手だなと改めて思いました。

本戦

ドイツ戦

最終スコア 日本63-ドイツ81

前半の時点で20点差以内であればいけるかなと思いましたが、22点差になってしまったのでこれだけ離されるときついかなと思いながら見ていました。

フィンランド

最終スコア 日本98-フィンランド88

前半を比江島選手が支え、3Qを富樫選手がつなぎ、4Qを河村選手がしめた印象の試合でした。よく漫画のような試合といわれている気がしますが、Bリーグでもこのような試合展開になることはあるので珍しいものではないなと思いつつ、いい試合を見せてもらったなと思いました。

オーストラリア戦

最終スコア 日本89-オーストラリア109

こちらも前半の時点で20点差以内なら逆転もできる可能性はあると思ってみていましたが、難しい試合になりました。この3試合通じて1Qの出来が改めて大事と思わされました。

ベネズエラ

最終スコア 日本86-ベネズエラ77

前半の段階で5点差。これならいけると思ってみていました。3Qでも負けていましたが、なんとかくらいつけて4Qで逆転。逆転劇が続くと面白いですが、しんどいなあと思いながら応援していました。

カーボベルデ

最終スコア 日本80-カーボベルデ71

2Qの富永選手の3Pで大量リード。今日こそ気分よく勝てるかなと思っていましたが、4Qで無得点の時間が続きハラハラする展開。最後はホーキンソン選手の得点に救われた試合でした。

渡邊選手やホーキンソン選手が40分フル出場。2Qや3Qで交代することもできたと思うのですが、本人の希望なのかチームも出場を続けさせていましたね。

この試合をもって自力でのオリンピック出場権獲得。他の試合結果に関係なく出場を決められたことがすごいことだと思いますし、選手やチームスタッフ、かかわったJBAの方々含めおめでとうございます。

放送・配信

日本戦

印象でしかないですが、テレビの中継はテレビ朝日の中継のほうが面白く見させてもらいました。

一番良かったのは、バスケットボールLIVEでのベンドラメ選手がゲスト解説したフィンランド戦でした。勝てたのもありますが、面白さもありつつ、プロの選手の着目点もわかりやすく解説してもらえてとても楽しめました。

DAZNは加入していないので、何も言えないです。

日本戦以外

日本戦以外は地上波などテレビではやってくれないのかと思っていたのですが、現時点でBSで準決勝、3位決定戦、地上波で決勝を放送するみたいです。正直期待していなかったのですが、放送してもらえるのはありがたいです。

メディアの取り上げ方

放映権のあったテレビ朝日日本テレビは開催前からいろいろな番組で取り上げてくれていました。富樫選手の露出は多かった印象です。他の局はオリンピック出場から取り上げることが多くなった印象です。映像を使えないといろいろ大変なんだろうなと思いつつ、見ていました。

最後に

以前のブログで、以下のように書いていました。

八村選手は渡邊選手とは逆?にシーズン中にレイカーズに移籍することでプレーオフでの活躍がすごかったです、来シーズンも楽しみです。ワールドカップについてはどうなるか現時点ではわかりませんが、代表のためなどはあまり考えずに自分がどうしたいかを第一に考えてほしいなあと思います。

八村選手抜きでもオリンピックの出場権を勝ち取れるぐらい日本は全体のレベルを上げていかないといけないのだと思います。

八村選手抜きでも見事にオリンピックの出場権を得ました。ヨーロッパの強豪チームから1勝し順位決定戦では見事連勝しトータル3勝2敗で全体19位になりアジア地域では1位になりました。

スロベニア戦後の壮行会でホーバス監督が「Believe」とファンに呼びかけていました。正直難しい挑戦と思っていました。グループリーグはどの国も強豪ばかりであり、ほかのアジアの国のほうが有利だと思っていました。

しかし、フィンランドに1勝できたことでメディアでも盛り上がりをみせて会場の応援の一体感も手伝って選手がやってきたことを出し切って日本代表にとって良い流れになったのだと思います。

今回のワールドカップでバスケットボールに興味を持った人はぜひBリーグを会場やいろいろな中継で観てほしいと思います。

河村選手や富樫選手以外にも早くて得点のできるガードはたくさんいますし、ホーキンソン選手以外にも走れて3Pシュートも決めるビッグマンもたくさんいます。比江島選手みたいなスコアラーもいますし、富永選手みたいに3Pを決める選手もいますし、原選手、吉井選手、川真田選手のようなチームを献身的に支える選手もいます。西田選手や井上選手のように出番は少なくても一生懸命準備をしてチームを支える選手もいます。馬場選手や渡邊選手はいないけど、今後2人を超えるような選手も出てくる可能性は十分にあります。

そんなわけで、Bリーグや日本のバスケを取り巻く環境がよりよくなればいいなあと思ったBリーグのオフシーズンでした。

9月からはプレシーズンゲームも始まっていますし、10月からのレギュラーシーズンが楽しみです。

以上